排泄ケアの基本

排泄ケアの心得


身体が成長し、成熟し、衰えるというのは自然な流れで起こる事です。

そのなかで、長年使ってきた脚、腰に大きな負担がかかり
衰えがでてきます。

また、内臓や膀胱を支えている骨盤底に衰えが出ると失禁の原因の
一つとなり、加齢と共に失禁しやすくなります。


これは、年齢を重ねれば誰にでも起こる自然な現象なのですが、
失禁は、お年寄りにとって自尊心がとても傷つく大きな問題です。



「自分で排泄をコントロールしたい」「失禁を人に知られたくない」
「オムツをしたくない」というお年寄りの本音から、
汚した下着を隠したり、オムツを替えない、介護者に暴言を浴びせる
などの「問題行動」につながるケースがあります。

介護者は 清潔にしてあげたい、快適にしてあげたいという気持ちが
あっても、この様な行動に出られると排泄の介助が
大いに悩みのタネとなってしまいます。


問題行動への対処は、表面だけを見ているととても大変ですが
介護者はその行動の裏に潜む、お年寄りの本音を汲み取ってあげましょう。

お年寄りの行動を制限したり、責めるのではなく、
言葉のかけ方に注意しながらお年寄りの自尊心を尊重したケアが
できる様に心がけましょう。




排泄ケア、失禁による意識の変化


排泄は、とてもプライベートで羞恥心を伴う行為です。

その為、失禁など排泄障害が起こると外出や社会活動への参加意欲が
著しく低下してしまったり、自己否定につながるケースが
大変多く見られます。


排泄のコントロールは、お年寄りの自立した生活になくてはならないものです。

排泄のケアは、日常生活全般のケアにつながります。


食事や入浴とは違い、排泄は待ったがきかない生理現象であり、
排泄の失敗は、その方の日常生活意欲にとても大きな影を落とす
可能性があります。


お年寄りの尊厳を最優先した介護には、適切なタイミングでの
排泄ケアが必要不可欠だと考えられます。





サイトマップ

排泄ケアについて
排泄ケアの基本
失禁、頻尿の予防 1
失禁、頻尿の予防 2
介護保険の申請

尿失禁の原因
尿失禁の原因「切迫性」
尿失禁の原因「骨盤底筋体操」
尿失禁の原因「腹圧性」

尿失禁の原因「切迫性」

切迫性尿失禁


【症状】

尿意を感じると、トイレまで我慢できずに
もれてしまいます。

「水の音を聞いた時」「トイレで下着を下ろしている
間に」「冷たい水などに触ったとたん」などの
状況で尿意を我慢できずにもれてしまいます。

特徴として、ある程度まとまった量のもれがあります。




【原因】

切迫性尿失禁は、大脳が尿意をコントロールできない
事に原因があります。

大脳がうまく働かず、膀胱が勝手に収縮して
尿を排出してしまうために起こります。


膀胱炎などの疾病があり、それが原因の場合は
まず疾病を治療することを最優先にしましょう。

症状の改善には薬物療法もあります。


症状が軽くなったら、尿意を感じても
トイレをしばらく我慢する訓練を行いましょう。

我慢できる時間を少しずつ長くすることによって、
膀胱の容量が大きくなり、尿失禁を防ぐ事が
期待できます。

また、骨盤底筋体操も行いましょう。



日常生活での対処法として、
排泄の記録をつけてお年寄りの排泄パターンを
ある程度把握し、時間を決めてトイレに行くように
すると良いでしょう。

また、すぐトイレに行けるように室内の環境を整えたり、
脱ぎやすい衣類を選ぶことも大切です。


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